フジ子さんの苛酷な半生はファンのみなさまにはもう既にご存じかと思います。どんなに苦しい辛い日々でも、いつも一緒にいて力になって励ましてくれたのは、フジ子さんが拾って育てた動物たちでした。ヨーロッパでも、日本でも。動物たちがそばにいてくれたからこそ、今ピアノを弾いている自分があるのだと、インタヴューでもおっしゃっています。そのやさしさや慈しみの心はピアノを通じて私たちに伝わってきます。御自宅近くののら猫や捨て猫を保護しているのもフジ子さんのいてもたってもいられない気持ちが多忙な中にもほってはおけない衝動にかられてのことなのです。地道な活動をしているフジ子さんですが、先日リサイタルで訪れた九州は佐世保でのフジ子さんが実際お散歩で見たのら猫の実態や後日、佐世保の動物愛護団体の話しを聞いたところ、佐世保市では無料で動物捕獲器を貸し出して、処分しているのだと。その話しを聞いていてもたってもいられなかったフジ子さんの気持ちはみなさんも良くおわかりいただけることでしょう。ちょうど12月20日の東京文化会館でのリサイタル当日の慌ただしい時でしたが、その話しを聞いて、フジ子さんはすぐその場で佐世保市長あてに捕獲器の貸し出しを止めるよう文章を書いて、送りました。一人でも多くの人たちに動物のおかれている現状をわかってもらうために、フジ子・ヘミングホームページでも動物愛護家としてのフジ子・ヘミングの活動を紹介してまいります。心あるファンのみなさま、動物を愛する純粋な心を持ったファンのみなさまがフジ子さんの動物に対する思いを理解してくださることを願って。フジ子さんへのご協力を、そして私たち一人一人が動物に対する愛情を失わないようやさしい気持ちを持ち続けたいと思うのです。
みなさまからの佐世保市への投稿、電話、ＦＡＸにより、動物捕獲器無料貸し出しが
全面的に撤廃される方向に向かっているとの知らせが届きました。
フジ子さんの活動を通して良い方向へ向くことを祈ります。
みなさま、ありがとうございました。