１月１４日、神戸国際会館こくさいホールで行われたリサイタルに行ってきました。私は現在京都に住んでいるので、そう時間をかけずに神戸に行く事ができるのですが、今回は１年ぶりの神戸です。神戸国際会館は、三ノ宮駅近くのそごうに隣接しているので、場所は非常にわかりやすかったです。私が着いたころには、本当に定時に始められるのか!?というくらい、沢山の人が列をなしていました。建物自体は比較的新しかったので、大震災の後に建てられたのでしょう。１０月２２日のリサイタルでは、パンフレットが売り切れてしまい買う事ができなかったので、そのリベンジを果たそうと、パンフレットと猫の葉書（５枚セット）を購入。パンフレットはシンプルなのですが、とても上品で、葉書はとても可愛いく、額に入れて飾りたくなります。今回の席の位置は、３列目の右端。フジ子さんのお顔や手の動きがはっきり見る事はできないのですが、舞台袖を見る事ができるし音がよく聞こえるので、幸運な位置だったと思います。パンフレットを読んでいると、開演の合図である鐘の音が鳴り、その音が鳴り終わったと同時にフジ子さんが登場。私たち、観客は大きな拍手で、フジ子さんを迎えました。
〜演奏曲目・アンコール曲〜
シューベルト 即興曲 変ト長調 Op.90-3
ショパン ノクターン 第2番 変ホ長調 Op.9-2
ノクターン 第5番 嬰へ長調 Op.15-2
バラード 第1番 ト長調 OP.23
即興曲 第3番 変ト長調 Op.51
エチュード 第11番 イ短調「木枯らし」 Op.25-11
エチュード 第3番 ホ長調「別れの曲」 OP.10-3
エチュード 第12番 ハ長調「革命」Op.10-12
−休憩、20分−
リスト 葬送曲「詩的で宗教的な調べ」より
愛の夢 第3番 変イ長調「３つの夜想曲」より
小鳥に語るアッシジの聖フランシスコ「2つの伝説」より
ラ・カンパネラ「パガニーニによる大練習曲」より
アンコール曲
ドビュッシー 月の光 「ベルガマスク組曲」より
ショパン ワルツ
モーツァルト トルコ行進曲
ブラームス ハンガリー舞曲 第5番
やっぱりフジ子さんの出す音は、優しく繊細で、心に潤いを与えてくれます。特に、シューベルトの即興曲やノクターン、「小鳥に〜」、「月の光」は、フジ子さんの繊細さや優しさを引き出してくれる曲なんですね。今回初めて聴く事ができた、「葬送曲」。阪神・淡路大震災で命を落とされた人々に対するレクイエム・・・。聴いている時は、普段とは違う特別な思いになりました。そして、何回聴いても聴き飽きず、感動を起こしてくれる「ラ・カンパネラ」!!本当に素晴らしい!!フジ子さん自身がつまった、フジ子さんの「鐘」。曲が終わったと同時に、体中に電気が走りぬけた感じがしました。勿論、大喝采!!大曲がこれだけ沢山あったにも関わらず、アンコール曲を４曲も弾いて下さいました。「ハンガリー舞曲」が終わり、大きな拍手の中、フジ子さんは舞台袖に戻られました。手をひらひらさせながら・・・。
本当に感激です!!フジ子さん、今日は本当にありがとうございました!!