2000年11月10日（金）
09:05
左からのお顔のアップ（ご自宅での撮影）です。「私の弾き方で絶対間違ってないっていう自信はありますからネ。リストが生きていたら私に拍手喝采をして、躍り上がって喜ぶだろうと思うから。」と自信に満ちた笑顔で語られた。
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リサイタルでの「ラ・カンパネラ」の演奏シーンと共に、彼女のこれまでの半生を写真を交えて男性のナレーションで簡単に紹介。
09:07
ご自宅での撮影シーン。ピアノを軽く奏でながら。「どこへも旅行しなくて も、弾きながらサ、こう夢を見られる。」とお顔を上げて遠くを想う様子。
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リサイタルのステージで演奏を終えて、左手を胸にあててご挨拶の後「今のは失敗だけどネ。」会場がドッと笑い声で湧く。「時々うまく弾けません。」と笑顔で仰って、また椅子に座られた。
09:09
本編開始。「本日の指令 スタジオ生演奏！ フジ子ヘミングの魅力を特捜せよ！！」のタイトルが出た後に、生スタジオで演奏が始まる。「別れの曲」作品10の3 ｼｮﾊﾟﾝ。ピアノはSTEINWAY。本日のファッションは、黒のつば無し帽子で後頭部をおおい、栗色の髪が綺麗。首には黒のレースを巻き付けて背中に流している。フード付きのシルバーの上着。白の飾り付きブラウス。
09:12
演奏を終えると、スタジオは拍手が鳴りやまない。黒いパンツルックでスタジオ内を歩いて、デスクに着席。局側が用意したイヤホンを左耳にあてる。司会者（小倉さん）が、演奏の気分を尋ねると、「眠いです。いつも11時頃まで寝てるのに。いい夢を見ていたら起こされて...。」と笑いながらお答えになった。CDの話題が続く。バックには「ラ・カンパネラ」が流れている。
09:16
「ラ・カンパネラ」が流れているのに、司会者が「今、流れている別れの曲に比べて、今日は主旋律の部分をゆっくり弾かれたようですが」（？？？）と尋ねると、「最近ちょっと、ゆっくり演奏会で弾いてみたら、いいなあと思って。ベルリンでお会いした昔の教授が、最近のピアニストは如何に早く弾くかを競っていると言うので、とんでもない、ゆっくりの方が綺麗です、と言ったら、そうだそうだと仰った。私もゆっくりが好きなんです。」とお答えになった。司会者が生演奏は素晴らしい、と語ると「私の演奏は生の方がずっと良いんですよね。音も柔らかく...。」と仰った。女子アナが、打ち合わせの時にフジ子・ヘミングが「私のピアノは踊るピアノなの。左右同じように弾きたくない。左右をわざと違うように弾いて、それを出すのが私のフジ子流のピアノなんだ。」とお話になったことを伝える。
09:17
耳の話題になる。「40%しか聞こえないけれど、聞こえない方が人生楽しいです。色んな私の悪口とか言っているのは聞こえないしネ。寝るときも聞こえる方（左）を下にして寝ます。その方が気持ちいいです。小田急が家の隣を走っていても聞こえないの。ぅふふ」
09:18
母の「ラ・カンパネラ」の譜面を見せながら、「私はクリスチャンですから、誰でも天国へ行くことは出来ますから、いつかまた会えますから。」と。
09:21
CMの後、再びピアノの前に。「サマータイム」。右手の小指には大きな銀色の指輪。演奏する手の動きも軽やかに歌い出す。途中エコーもかかり、ハミングしながら。演奏終了でご自分でも小さく拍手。「ジャズでも演歌でも好きなモノは何でも聴きます。私の音楽に取り入れますからネ。」と語られる。
09:23
指輪を外して「ハンガリー舞曲」第5番 ﾌﾞﾗｰﾑｽ。手の動きがジャズとは全然違う力強いモノに。手首が跳ね上がる。全身全力で弾かれている。スタジオの照明も演出している。右手を高く挙げて演奏を終える。拍手と共に椅子から立ち上がって、歩かれる。両手を腰にあてて背筋を伸ばされる。
09:26
11月27日のチャリティーコンサートのお知らせでコーナー終了。終始にこやかな笑顔のフジ子・ヘミングでした。
如何でしたか？たかしの文字ビデオ。もちろん全部は伝えられないけれど、幾らかはお分かりになったでしょうか...。だとしたら私も嬉しいのですが。
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